毎年思うことですが正月が来ると昔の知り合いに出会うと知らず知らずのうちに「伊勢なまり」に出会います。最近はテレビの影響で若者は標準語で生活をしていますが、それでもいつしか方言が出始めます。
「伊勢なまり」は志摩弁や名古屋弁のように極端なことはありませんが、それでも歴史のある伊勢地方は伊勢の「な」言葉として年配の人の間に使われています。
10年ほど前に伊勢市教育委員会が発行していた「伊勢ぶんか」というタウン誌に伊勢なまりという特集がありました。
下のような伊勢なまりの一覧表があって私もかかわっていましたのでもう一度紹介させてもらいます。
買い物をすると「おおきんな」(ありがとう)や「いまし」(今)などは店員さんは使っています。
この雑誌が発行された時、伊勢の在住の文芸家が川柳を作りました。
最初の2句は私の作品です
おおきんなと言えるぬくたい友がいる 絵日傘
(ありがとうといえる暖かい友が居る)
おいないさちょぼっと夢を分けたいの 絵日傘
(おいでください少し夢を分けたいの)
かずいきの手にこーちくなキィボード 伴 久
(年寄りの手に頑固なキーボード)
等々こんな「なまり」です
これからもぬくたい伊勢へおいないさ!