伊勢地方も朝晩は涼風が吹くようになってきました。
この初秋のころに南勢町 五ヶ所浦)の五ヶ所城跡にて「剣祖祭」が行われます。
この城は室町時代愛洲一族が新田義貞の一大名として国司北畠氏のもとで守護代として活躍していました。
その愛洲一族の一人「愛洲移香斉」が兵法「陰」流を編み出しそれを元に「上泉信綱」が「新陰流」を開きました。時代小説に興味のある方は「柳生新陰流」という名前をご存じでしょう。
その後流派が別れ200余の流派になりました。
私は時代小説は大好きですので、柳生新陰流はもちろんのこと、陰流、北辰一刀流、神桜流、小野派一刀流、宝蔵院流槍術など吉川英治「宮本武蔵」にはよく出てきます。
この近くには武蔵が修業したという鍾乳洞もあります。
さてこの日8月27日五か所城跡(山城)で「剣祖祭」が行われました。
山上は涼しく秋風が心地よかったです。神事の後20数余の流派の演武が行われ堪能しました。木刀、真剣、槍、薙刀など一堂に見る機会がありませんのでここ数年毎回行っています。(笑)
真剣による試し斬りなど圧倒されます。
全部は紹介できませんが少々紹介まで。
神事の前
こんな坂道です。
直心陰流薙刀術
大和柳生新陰(二刀流)
間に地元の婦人会の剣の舞
武士道の神髄は外国の方にも
槍術
宝蔵院流槍術
真剣による試し斬り